Key Takeaways
- 奇瑞汽車の第1四半期純利益は前年同期比10.3%減の41.7億元、売上高は3.4%減の658.7億元となりました。
- 海外販売比率が全体の67%に急増し、売上高総利益率が3.6ポイント改善して16%に達したことで、国内市場の低迷を補いました。
- BofA証券は目標株価を38香港ドルに引き下げましたが、CICCは新モデルの潜在力を理由に40香港ドルの目標を据え置きました。
Key Takeaways

奇瑞汽車(09973.HK)の株価は、同社が発表した2026年第1四半期の純利益が中国国内市場の減速に押され、前年同期比10.3%減少したことを受けて4.62%下落しました。
「燃費効率の高いモデルや新エネルギー車への需要が増加しており、同社の新しい海外ブランド『Lepas』の投入を控え、CICCは2026年第2四半期の輸出実績が急速な成長を維持すると予測している」と、CICCはリサーチノートで述べています。
同社の純利益は41.7億元、売上高は前年同期比3.4%減の658.7億元となりました。車両販売台数は3%減の56.6万台でした。一方で、コア利益は52%増の34億元となり、売上高総利益率は3.6ポイント改善して16%に達しました。
この決算は、奇瑞の国際事業と国内事業の乖離が拡大していることを浮き彫りにしています。海外販売の比率は現在67%に達しており、1年前の50%未満から上昇し、国内の低迷に対する重要な緩衝材となるとともに収益性を押し上げています。
利益率の改善はアナリストにとって重要な焦点であり、より収益性の高い海外市場からの貢献が高まったことが直接の要因とされています。このシフトは、販売台数と売上高の減少による影響を補うのに役立ちました。
決算を受けて、BofA証券は奇瑞の目標株価を40香港ドルから38香港ドルに引き下げ、2026年の1株当たり利益予測を8%下方修正しました。CICCは投資判断「アウトパフォーム」と目標株価40香港ドルを維持しましたが、2026年の純利益予測を10%引き下げ、202億元としました。
今回の結果により、国内事業を安定させるために今後発売予定の「iCAR V27」、「QQ3」、「智界(Zhijie)V9」などのモデルへの期待が高まっています。投資家は、奇瑞が6月に再検討すると発表した2026年の販売目標の修正に注目することになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。