重要なポイント:
- ゾエティスの第1四半期売上高は22.6億ドル、1株当たり利益(EPS)は1.53ドルとなり、いずれもウォール街のコンセンサス予想を下回りました。
- 同社は需要の減退を理由に、2026年通期の売上高見通しを96.8億ドル〜99.6億ドルの範囲に引き下げました。
- このニュースを受けて株価は20%以上下落し、S&P 500指数で最悪のパフォーマンスとなりました。
重要なポイント:

アニマルヘルス大手のゾエティス(ZTS)の株価は木曜日、第1四半期決算がアナリスト予想を下回り、通期見通しを引き下げたことを受けて20%以上急落しました。
「第1四半期は、我々の予想以上に厳しい事業環境となりました。ペットの飼い主は価格感応度を高めており、その結果、動物病院への受診回数が減少し、プレミアムな革新的製品への需要も軟化しました」とクリスティン・ペック最高経営責任者(CEO)は決算発表で述べました。
第1四半期の売上高は22.6億ドルで、コンセンサス予想の23億ドルを下回りました。1株当たり利益(EPS)は1.53ドルとなり、ウォール街の予想である1.60ドルに届きませんでした。
株価は88.94ドルまで下落し、7年以上ぶりの低値で引ける勢いとなっており、S&P 500指数の構成銘柄でその日の最悪のパフォーマーとなりました。この厳しい四半期結果を受け、ゾエティスは2026年の利益見通しを1株当たり6.85〜7.00ドルに、売上高予想を96.8億〜99.6億ドルの範囲にそれぞれ下方修正しました。
ジョナサン・ブロック氏率いるスティフェルのアナリストは、第1四半期の収益を1億ドル押し上げた営業収益の調整があったことを指摘し、今回の決算は「見た目以上に悪い」と記しました。これを除外すると、本業の営業収益の伸びはコンセンサス予想を大幅に下回っており、特に同社のペット事業部門で著しい弱さが見られたとアナリストは指摘しています。
見通しの引き下げは、これまで経済的圧力に対して耐性を示してきたペットケア分野における消費者支出の収縮の可能性を示唆しています。この急激な売り浴びせは、さらなるアナリストの格下げや、裁量的なペット支出に依存する企業のバリュエーションの広範な再評価を引き起こす可能性があります。
同社の株価は年初来で29%下落しています。大幅な決算未達とガイダンスの引き下げは、経営陣が消費者需要の弱さが持続すると予想していることを示唆しています。投資家は、動物病院の受診件数や製品需要の安定化の兆しがないか、次回の決算報告を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。