USDJPYは月曜日に急騰し、先週の反落をほぼ全損回復。23.6%フィボナッチ水準が維持されたことで、ブル派は163超えの複数十年高値に挑戦する軌道を維持している。
USDJPYは月曜日に急騰し、先週の反落をほぼ全損回復。23.6%フィボナッチ水準が維持されたことで、ブル派は163超えの複数十年高値に挑戦する軌道を維持している。

USDJPYは月曜日に急騰し、先週の反落をほぼ全損回復。23.6%フィボナッチ水準が維持されたことで、ブル派は163超えの複数十年高値に挑戦する軌道を維持している。
USDJPYは月曜日に急伸し、163に接近。先週160.47までの下落は、155.02からの上昇トレンド全体における23.6%フィボナッチ・リトレースメント水準で下支えられた。
「この反落は上昇トレンドの中での健全な調整であり、買いの再開により複数十年高値への道が開かれている」とActionForexのテクニカル分析は指摘する。
前週の162.84から160.47への下落は、155.02/162.84上昇局面の23.6%フィボナッチ・リトレースメント水準で食い止められた。月曜日の上昇により、この2.37ポイントの値動きはほぼ全戻しとなり、同通貨ペアは162.80近辺まで戻している。23.6%はフィボナッチ・リトレースメント系列の中でも最も浅い水準であり、大きな上昇トレンドの中での下落幅が限定的だったことを示している。
162.84を上回れば、数十年ぶりの水準への道が開かれ、日本株、キャリートレードのダイナミクス、そして財務省による介入リスクに影響を及ぼす可能性がある。次なる主要レジスタンスは163超に位置し、過去の上昇局面でもこの水準が壁となってきた。この水準を超えた持続的な上昇は、USDJPYにとって1990年代初頭以来の最高値となる。
この動きは、USDJPYが155.02から上昇してきた幅広い上昇トレンドの延長線上にあり、反落のたびに新たな買い興味を呼び込んでいる。同通貨ペアの軌道は、連邦準備制度理事会(FRB)と日本銀行(BOJ)の金利差拡大に引き続き連動している。FRBが高金利を維持する一方、BOJは超緩和的な政策スタンスを維持している。BOJの次回政策決定は今月下旬に予定されており、イールドカーブ・コントロール(YCC)枠組みに変更をもたらす可能性のある文言変更に市場は注目している。
この上昇は3つの要因が重なった。すなわち、BOJの継続的なハト派姿勢、他主要国での利上げ観測が後退する中でのドル全般の強含み、そしてフィボナッチ水準が維持された後のテクニカル買いである、とトレーダーは述べた。ドル指数は2週間ぶり安値付近で推移。FRBの利下げ期待が強まる中、さらなるUSDJPY上昇を後押しする divergentな政策環境が生まれている。また、10年米国債利回りも下支え要因となり、日本国債に対するプレミアムを維持し、キャリートレードの魅力を保っている。
日経225は円安に連動して推移しており、通貨安は日本メーカーの輸出収益を押し上げる。さらなるUSDJPY上昇は日経平均を押し上げる可能性がある一方で、財務省による口先介入のリスクも高まる。財務省はこれまでも過度な円安に対して警告を発してきた。直近でUSDJPYが同水準に接近した際にも、日本の当局は投機的な動きについて複数回警告を発したが、実際の介入は限定的だった。財務省は歴史的に、円が160を超えて弱含んだ際に介入を行っており、163超えの動きは同様の対応を引き起こす可能性がある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。