主なポイント:
- 中国証監会(CSRC)が宇樹科技の科創板IPO登録を承認
- 創業者の王興興氏、上場前に23.8%の株式を保有
- 同社は6月の資金調達ラウンドで127億元のポストマネー評価額
主なポイント:

中国証券監督管理委員会(CSRC)は、宇樹科技(Unitree Robotics)の科創板(STAR Market)における新規株式公開(IPO)の登録を承認した。これにより、最新の資金調達ラウンドで127億元と評価されたロボティクス企業の上場手続きが前進した。
CSRCは提出された規制当局への書類に基づき、同社が上海証券取引所に提出した目論見書および引受計画に厳格に従ってIPOを実行することを義務付けており、承認の有効期間は12カ月間とされている。
目論見書によれば、創業者の王興興(Wang Xingxing)氏は上場前の株式を23.8216%保有しており、美団(Meituan、03690.HK)の子会社である韓海信息(Hanhai Information)は7.6114%を所有している。2025年6月、同社は市場志向のエクイティファイナンスを完了し、プレマネー評価額は120億元、ポストマネー評価額は127億元となった。
今回の承認は、杭州に拠点を置く四足歩行ロボットおよび人型ロボットの開発企業である宇樹科技にとって重要な節目となる。同社はボストン・ダイナミクスやテスラのOptimusといったグローバル企業と競合している。中国のナスダック型ハイテク企業向け市場である科創板は、国内のロボット工学およびAI企業が公的資本市場へのアクセスを求める主要な上場先となっている。
IPOによる調達資金は、宇樹科技の人型ロボット生産および研究の拡大に充てられる。中国企業は、2030年までに2000億ドルを超えると予測される世界のロボット市場でシェアを獲得すべく競争を繰り広げている。127億元という同社の評価額は、中国で最も価値の高い未上場ロボット企業の一角に位置づけられるものの、深センに拠点を置くUBTect Roboticsなど上場している同業他社の時価総額には依然として及ばない。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。