主なポイント:
- ユナイテッドヘルスの株価は、バンク・オブ・アメリカの格上げを受け、木曜日に5%以上急騰
- BofAは医療費動向の改善を理由に、目標株価を420ドルから450ドルに引き上げ
- 同社株は年初来で20%上昇し、ダウ平均を史上最高値に牽引
主なポイント:

ユナイテッドヘルス・グループの株価は木曜日に5%以上急騰し、ダウ工業株30種平均を最高値更新に牽引した。バンク・オブ・アメリカが同社を「買い」に格上げし、目標株価を420ドルから450ドルに引き上げたことが背景にある。
「最近のデータを踏まえると、第1四半期の好調が単に弱いインフルエンザシーズンや気象条件によるものだったとは考えにくい」とバンク・オブ・アメリカのアナリストは指摘し、医療費動向の改善による利益率の向上を見込んでいる。
新たな目標株価は、ユナイテッドヘルスの直近の取引水準である約396ドルから約14%の上値余地を示唆する。同社株は年初来で約20%上昇し、3月下旬の安値からは2倍以上に回復。医療費高騰、診療報酬慣行を巡る調査、昨年の突然のCEO交代などにより長期下落基調にあった状況から回復している。
今回の格上げは、ユナイテッドヘルスが7月に第2四半期決算を発表するのを前に実施された。バンク・オブ・アメリカは、医療費動向と保険利用率に関する最近のデータが、同四半期にとって「良好な」環境を示しており、株価回復がさらに進む可能性があると述べた。過去数四半期において、予想を上回る医療費がユナイテッドヘルスの業績を圧迫し、利益率を悪化させ、株価を数年ぶりの安値に押し下げていた。
ダウ工業株30種平均は木曜日に850ポイント上昇して終値ベースで史上最高値を記録し、ユナイテッドヘルスとゴールドマン・サックス・グループがそれぞれ約5%の上昇に貢献した。S&P500種株価指数は0.5%上昇し、ハイテク株中心のナスダック総合指数は0.3%上昇。ヘルスケアと金融株の上昇が、半導体株のブロードコム主導による下落を相殺した。
ユナイテッドヘルスの株主にとって、今回の格上げは、医療費圧力の最悪期は同社にとって過ぎ去ったとウォール街が判断したことを示している。次の注目材料は7月中旬に発表予定の第2四半期決算であり、アナリストの予想通りに利益率の改善が実現しているかが試されることになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。