主なポイント:
- スーパーマイクロの株価は木曜日に10%以上急伸し、約31ドルで終了
- 2026年度第3四半期の売上高は102億ドルと2倍以上に拡大
- 粗利益率は前期の6.3%から9.9%に回復
主なポイント:

スーパーマイクロ・コンピュータ(Super Micro Computer Inc.)の株価は木曜日に10%以上急伸し、約31ドルで取引を終了した。AIサーバーメーカーの売上高が2倍以上に拡大し、粗利益率も急激な低下から回復したことが背景にある。
「今回の業績は、当社の完全統合型AIサーバーソリューションに対する力強い需要を反映しています」と、チャールズ・リアン最高経営責任者(CEO)は同社の2026年度第3四半期決算説明会で述べ、成長を加速させることは可能だが利益率も重視していると付け加えた。
3月31日までの四半期の売上高は102億ドルに達し、前年同期の2倍を超えたが、市場コンセンサスの102.4億ドルをわずかに下回った。1株当たり利益は84セントで、62セントの予想を上回った。粗利益率は前期の6.3%から9.9%に回復。経営陣は、より完成度の高い即時稼働可能なシステムの販売が増えたことや、関税や輸送コストの低下が要因であると説明した。
株価は利益の約16倍で取引されており、競合のデル・テクノロジーズ(33倍)やヒューレット・パッカード・エンタープライズ(46倍)に比べて割安である。この低い倍率は、根強いガバナンス懸念を反映している。同社の取締役会は特定の輸出管理取引に関する独立した調査を実施しており、銀行借入と転換社債の合計は88億ドルに達し、6カ月前のほぼ2倍となった。スーパーマイクロは、20社以上の顧客から約390億ドルのAIサーバー受注を獲得し、部品購入資金として70億ドルの新株および株式連動型資金調達を手配したと発表した。
利益率の回復と受注残は、エヌビディア(Nvidia)ベースのAIサーバーに対する需要が引き続き強いことを示しているが、今後の株価の行方は粗利益率が9%以上を維持できるかどうか、そして輸出管理調査が問題なく解決されるかどうかにかかっている。投資家は、8月に予定される2026年度第4四半期決算報告で、390億ドルの受注残がさらなる債務拡大を伴わずに収益性の高い売上に転換されるかどうかの証拠を注視するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。