主なポイント:
- ウェドブッシュのダン・アイブス氏がスペースXのカバレッジを開始し、「買い」評価と目標株価190ドルを設定。
- アイブス氏はスペースXを「宇宙企業というより、はるかにAI関連銘柄」と指摘。
- 今回のカバレッジ開始は、非公開新興企業に対するウォール街の正式な評価レポートとしては初期のものの一つ。
主なポイント:

ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏はスペースXのカバレッジを「買い」評価と目標株価190ドルで開始し、同ロケット企業を宇宙事業というより「はるかにAI関連銘柄」と位置付けた。
「スペースXのスターリンクネットワークは世界のAIインフラのバックボーンになりつつあり、市場はこの機会を過小評価している」と、ウェドブッシュで新興テクノロジーを担当するアイブス氏は述べた。
目標株価190ドルが示す評価額について、アイブス氏はスペースXを「市場で最も優れたAI関連銘柄の一つ」にするとの見解を示した。強気見通しの主な要因として、スターリンクの企業顧客基盤の拡大と、スターシップ計画による打ち上げコスト削減の可能性を挙げた。
アイブス氏による今回のカバレッジ開始は、世界で最も価値のある非公開新興企業であるスペースXに対する、ウォール街の正式な評価レポートとしては初期のものの一つとなる。同アナリストは、スペースXとテスラの株式がセカンダリー市場で「双子のように取引されている」と指摘し、投資家が両社をそれぞれの業種ではなく、AIインフラという観点で見ていることを示唆した。
「買い」評価は、スターシップ計画の資本集約性に懸念を示す一部のセカンダリー市場参加者とは対照的な見解である。アイブス氏は、ロケット製造、衛星生産、消費者向け端末の流通にわたるスペースXの垂直統合により、ロケット・ラボUSAなど上場競合他社に対して構造的なコスト面での優位性があると主張した。
セカンダリー市場でスペースX株を保有する投資家にとって、ウェドブッシュによる今回のカバレッジ開始は、大手証券会社による正式なバリュエーションのベンチマークを提供するものとなる。同社の次の大きな材料は、早ければ8月に予定される次回のスターシップ試験飛行であり、NASAのアルテミス計画に必要な軌道上での燃料補給能力を実証する予定である。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。