主なポイント:
- RBCベアリングスの航空宇宙・防衛部門の売上高は2026年度第4四半期に41.2%急増
- 防衛部門の売上高は前年同期比64.5%増、民間航空宇宙部門は17.8%増
- 同社の23億ドルの受注残は複数四半期にわたる生産の可視性を提供
主なポイント:

RBCベアリングス(RBC Bearings Inc.)の航空宇宙・防衛部門は、第4四半期に売上高が41.2%増加した。民間および軍事顧客からの急激な需要拡大が背景にある。
「今回の結果は、需要を見越した能力増強への戦略を裏付けるものだ」とマイケル・ハートネットCEOは決算発表で述べた。「23億ドルの受注残により、将来の四半期に対する強力な可視性が得られている。」
同部門の2026年3月28日終了四半期の売上高は5億1800万ドル。民間航空宇宙事業は17.8%増、防衛事業は64.5%の急増となった。四半期末時点の総受注残は23億ドルで、OEM(相手先ブランド製造)およびアフターマーケットの両分野にわたり複数年にわたる生産の目途が立っている。
防衛部門の急成長は、海洋およびミサイルプログラムにわたる幅広い需要を反映している。一方、民間航空宇宙部門は、世界の航空旅行が回復を続けるなか、OEMおよびアフターマーケットからの受注増加が寄与した。RBCの産業部門も総売上高の18.3%増に貢献したが、EBITDAの見通しには届かず、VACCO買収の統合が進むなかで利益率の拡大は依然として課題であることを示唆している。
力強い航空宇宙部門の業績は、業界全体の動向と一致している。テキストロン(Textron Inc.)は第1四半期に航空部門の売上高が22%増加し、受注残は2025年末の77億ドルから80億ドルに拡大したと報告した。RTX(RTX Corp.)も、世界の航空交通量の増加と大型民間エンジンの販売増加を受けて、旺盛な民間アフターマーケット需要と国防総省からの堅調な受注を追い風として挙げている。
RBCの株価は過去6カ月で38.7%上昇し、より広範な機械業界の6.5%の上昇を上回っている。株価は予想株価収益率(PER)42.5倍で取引されており、業界平均の22.6倍を上回るプレミアム評価となっている。これは、市場が航空宇宙分野の持続的成長に自信を持っていることを反映している。ザックス(Zacks)社のバリュースコアはF評価であり、高プレミアムなバリュエーションはファンダメンタルズに対して行き過ぎている可能性を示唆している。
今回のガイダンス引き上げは、経営陣が航空宇宙需要の高止まりを見込んでいることを示している。投資家は、来期の第1四半期決算説明会で、部門利益率や、経営陣が来期の販売ガイダンスに織り込んでいるVACCO買収の統合状況に関する最新情報に注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。