主なポイント
- 中国郵政儲蓄銀行(PSBC)の2026年第1四半期の売上高は8%増加し、引当金繰入前利益は前年同期比で19%増加しました。
- JPモルガンは、同行の投資判断を「ニュートラル(中立)」、目標株価を5.50香港ドルに据え置きました。
- 同行の資産の質に対する懸念が、力強い決算内容を打ち消す可能性があるとJPモルガンは指摘しました。

中国郵政儲蓄銀行(PSBC)の第1四半期売上高と利益は予想を上回りましたが、JPモルガンは資産の質への懸念が投資家心理の重荷になる可能性が高いと警告しました。
同行の株価反応は「比較的限定的、あるいはマイナス」になると予想され、建設銀行(CCB)や工商銀行(ICBC)などの競合他社を下回る可能性があると、JPモルガンはリサーチレポートで述べています。
PSBCの2026年第1四半期の売上高は前年同期比で8%増加し、引当金繰入前利益は19%急増してアナリスト予想を上回りました。JPモルガンは、純利ざや(NIM)のポジティブサプライズと安定した手数料収入を好決算の要因として挙げ、投資判断を「ニュートラル」、目標株価を5.50香港ドルに据え置きました。
決算結果は好調でしたが、JPモルガンのレポートは悪化する資産の質に焦点を当てており、これが株価の重石となり、決算サプライズに対するポジティブな反応を和らげると考えています。
予想を上回るパフォーマンスは、同行の純利ざやのポジティブサプライズに加え、安定した手数料収入と代理店手数料率の低下が主な要因であったとJPモルガンのレポートは述べています。しかし、力強い収益成長も、同行に対する中立的なスタンスを変えるには至りませんでした。
このレポートは、潜在的な信用リスクが現在の投資家の主な関心事となっており、営業成績を覆い隠す可能性があることを示唆しています。市場関係者は、次回の決算発表において、資産の質の指標の改善や不良債権引当金の増加があるかどうかに注目することになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。