主なポイント:
- Q4調整後EPS 2.11ドル、コンセンサス1.96ドルを上回る。売上高191.8億ドル、予想190.9億ドルを超過
- クラウドインフラ売上高は93%増の58億ドル、RPOは6380億ドルに到達
- Oracleが400億ドルの負債・株式資金調達を発表し、時間外取引で株価7%超下落
主なポイント:

Oracleが発表した第4四半期の調整後利益は1株当たり2.11ドルと予想を上回ったものの、同社が400億ドルの負債・株式資金調達計画を明らかにしたことを受け、時間外取引で株価は7%超下落した。
「今回の決算は当社のAIインフラ戦略を裏付けるものだが、資金調達により短期的な希薄化懸念が生じている」とBNPパリバのアナリスト、ステファン・スロウィンスキー氏は指摘。同氏は同社株に283ドルの目標株価を据え置いている。
売上高は前年同期比21%増の191.8億ドル、純利益は34.3億ドル(1株当たり1.45ドル)から42.2億ドルに増加した。クラウドインフラの売上高は93%増の58億ドルと、コンセンサス予想の57.2億ドルをわずかに上回った。将来の契約収入を示す重要な指標である残存履行義務(RPO)は363%増の6380億ドルと、予想の5956.7億ドルを上回った。バンク・オブ・アメリカのアナリストらは、このバックログの半分以上はOracleとOpenAIとの提携に起因すると述べている。
時間外取引での下落により時価総額は約400億ドル減少した。この背景には、400億ドルの資金調達パッケージに含まれる20億ドルのアット・ザ・マーケット株式発行による希薄化懸念がある。Oracleは2027年度の売上高目標900億ドルを維持する一方、調整後利益予想を1株当たり8.05ドルに引き上げ、コンセンサス8.01ドルを上回った。現四半期については、調整後利益1株当たり1.72~1.76ドル、売上高成長率27~29%と、いずれもアナリスト予想を上回る見通しを示した。
Oracleはまた、人事管理局との間で3億9580万ドル、10年契約の連邦政府契約を獲得。100以上の人事システムを統合し、200万人の連邦職員にサービスを提供する単一プラットフォームを構築するもので、Workday、IBM、SAPを抑えての受注となった。
今回の資金調達計画は、Oracleの積極的なAIインフラ整備が引き続きバランスシートを圧迫する見通しであることを示している。同社は設備投資が482.5億ドルに達した2026年度、マイナス237億ドルのフリーキャッシュフローを計上した。投資家は本日午後5時(東部時間)からの決算説明会で、スターゲートキャンパスの建設ベースとフリーキャッシュフローの黒字化への道筋についての詳細を注視する。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。