- 中金公司(CICC)は蔚来(Nio)の投資判断を「アウトパフォーム」で維持し、43%の上値余地を見込む61.5香港ドルの目標株価を設定しました。
- 第1四半期の売上高が前年同期比112.2%増の255.3億元に達し、予想を上回る好決算となったことを受けたものです。
- 蔚来は第2四半期の納車台数を11万〜11.5万台と予測しており、これは前年比50%以上の増加となります。

中金公司(CICC)は、電気自動車メーカーの蔚来(Nio Inc.)が発表した第1四半期の売上高が前年同期比112.2%増の255.3億元と予想を上回ったことを受け、同社株の「アウトパフォーム」評価を維持しました。同行は目標株価を61.50香港ドルに設定しており、これは直近の株価42.78香港ドルから43%の上値余地があることを示唆しています。
同行のポジティブな見通しは、年初の力強いスタートに裏打ちされています。蔚来は第1四半期に、前年同期の62.8億元の赤字から一転、4,350万元の非公認会計基準(non-GAAP)純利益を計上しました。この結果は、堅調な販売と利益率の改善によってもたらされました。
蔚来は第1四半期に、前年同期比98.3%増となる83,465台を納車し、特にSUVモデルの「ES8」が大きく貢献しました。車両粗利益率は、2025年第1四半期の10.2%から18.8%に改善しました。この業績は、理想汽車(Li Auto)や小鵬汽車(XPeng)といった競合他社がシェアを争う激しい中国EV市場において際立っています。
将来の展望について、蔚来は第2四半期に向けて強気な予測を発表し、納車台数を前年同期比53〜60%増の11万〜11.5万台と予測しました。同社は「Onvo L80」や「ES9」を含む新モデルがこの勢いに貢献すると期待しており、第2四半期の売上高を327.8億〜344.4億元と見込んでいます。
この力強いガイダンスは、新製品の投入と運営効率の向上が、価格競争の圧力や上昇するバッテリー材料コストを相殺できるという経営陣の自信を示唆しています。投資家は、同社が第2四半期の目標に向けて成長軌道を維持できるかどうか、今後の月次納車レポートを注視することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。