主なポイント:
- ナスダック100が日中取引で1%下落、6月のハイテク売りが拡大
- S&P500は小幅安、ダウは52,000超で推移と divergent な展開
- 半導体株が下落を主導、AMDは4.8%安、マーベルは4.5%安
主なポイント:

ナスダック100は12日の日中取引で1%下落し、前日までの上昇を帳消しにした。米国債利回りの上昇と利上げ観測がグロース株の売りを誘発した。
「市場はグロース株の再評価を進めている。10年債利回りが4.4%を超えて推移し、FRBの次の動きが利下げではなく利上げであることが背景にある」とXTBのリサーチディレクター、キャスリーン・ブルックス氏は指摘した。
S&P500種株価指数は0.3%安の7,533、ダウ工業株30種平均はこれに逆行し0.8%高の52,058となった。この divergence は、テクノロジー株からバリュー株・景気循環株へのローテーションを示唆している。半導体株が売りを主導し、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は4.8%安、マーベル・テクノロジーは4.5%安、エヌビディアは1.7%安となった。CBOEボラティリティ指数(VIX)は15.98と、高水準ながらパニックレベルには達していない。
この動きは、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を13日に控えてのもの。市場はFRBが金利を据え置くと予想しているが、5月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比4.2%上昇したことを受け、CMEのFedWatchによる市場価格形成では、大多数のトレーダーが12月までの利上げを予想している。この背景が、評価の高いハイテク株を6月を通じて圧迫してきた。
ハイテク株の売りは原油価格の急落と同時に発生。ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は4.6%安の1バレル=77ドルとなり、ホルムズ海峡の再開期待が強まった。米10年債利回りは先週の数月ぶりの高値からやや低下し4.44%、米ドル指数は99.3近辺で推移した。
個別銘柄では、スペースXの株価はIPO後の上昇を継続し約10%急伸。オラクルは決算発表を前に1.4%下落。テスラは1.5%安となり、週間の下落率は5%を超えた。
市場全体ではまちまちの値動きとなった。住宅関連株は既存住宅販売の予想上回る結果を受けてアウトパフォームし、トール・ブラザーズは5.1%高、フロア&デコールは8.3%高となった。一方、暗号資産(仮想通貨)関連株はビットコインの下落に連れ安し、マイクロストラテジーは8%安、コインベースは4.1%安となった。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。