主なポイント:
- 立訊精密工業(Luxshare)は6月23日、香港取引所の上場審査を通過
- 二重上場により、4億4100万株の発行で約30億ドルを調達する可能性
- アップルサプライヤーである同社の2025年の売上高は3320億元(前年比23.6%増)
主なポイント:

立訊精密工業(Luxshare Precision Industry Co.)は香港証券取引所(HKEX)の上場審査を通過し、最大約30億ドルを調達する二重上場への道を開いた。
同社は上場審査後の提出書類で、「中国証券監督管理委員会(CSRC)の登録承認と審査通過は、二重上場戦略における重要なマイルストーンである」と述べたが、具体的な引受幹事やスケジュールには言及しなかった。
中国深セン市場に上場する同受託製造大手は、中国証券監督管理委員会への提出書類によると、約4億4100万株の普通株を売り出す計画だ。アップル向け民生用電子機器を製造する同社の2025年の売上高は3320億元(約490億ドル)で前年比23.6%増、利益は142億元で同21.2%増となった。自動車電子事業は185%拡大し、売上高全体の11.8%を占めるに至った。
上場が実現すれば、立訊精密は今年の香港IPOの中で最大級の案件となり、国際投資家にアップルサプライチェーンの主要パートナーへの直接的な投資機会を提供することになる。同社の深セン上場株は過去52週間で106%上昇し、時価総額は約5000億元(約739億ドル)に達している。
同社は公開価格帯、引受先投資家、上場日程を明らかにしていない。また主幹事証券会社も未公表となっている。アップル製品を含む中核の民生用電子機器事業は前年比13.4%増となり、依然として総売上高の80%を占めている。
二重上場により立訊精密は資金調達やM&Aにおいて第二の通貨を手にし、A株市場への依存度を低減できる。市場関係者は価格帯や引受先投資家の顔ぶれに注目しており、これらが中国最大級の製造業銘柄に対する機関投資家の需要を示す指標となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。