主なポイント:
- 零跑汽車の5月納車台数は81,569台で過去最高
- 納車台数は前年同月比81%増加、前月から加速
- Lafa5の全世界28カ国での発売は2026年6月より開始
主なポイント:

零跑汽車の5月納車台数は81,569台と過去最高を記録し、前年同月比81%増となった。BYDやテスラによる値下げ競争が激化する中、同社の生産能力が多くの競合他社よりも急速に拡大していることを示している。
「5月の記録的な納車台数は、製品ラインナップ全体の力強い需要を反映している」と零跑汽車は株式取引所への提出書類で述べたが、モデル別の内訳は明らかにしていない。
81,569台という数字は、2025年5月の約45,000台と比較して81%の急増となる。同社はまた、Lafa5モデルを6月より28カ国で発売開始することを発表。併せてC10、C11、C16の各SUVのリフレッシュも予定されている。フラッグシップMPVであるD99の予約販売も開始された。
今回の納車記録は、中国EV市場が統合局面に入り、中小規模のプレーヤーが販売台数の維持に苦戦する中で達成された。零跑汽車が3桁の成長率を維持できるかどうかが、収益化に必要な規模を確保できるかの分水嶺となる。
5月の零跑汽車の81,569台という実績は、NIOの20,544台、Xpengの約10,000台を上回るものの、月間30万台超を納車するBYDには依然として及ばない。中国乗用車協会(CPCA)のデータによると、同社の81%の成長率は、5月に前年同月比約35%拡大した中国EV市場全体を上回っている。
28市場でのLafa5のグローバル展開、リフレッシュされたCシリーズSUV、新型D99 MPVにより、零跑汽車は多くの国内同業他社よりも幅広い製品ポートフォリオを有することになる。2023年に21%の出資を受けたStellantisとの提携により、欧州およびその他の海外市場での販売網を確保している。
納車ニュースを受けて零跑汽車の株価は香港証券取引所で8.4%上昇し、空売りは売買代金の21.3%を占めた。同株は株価売上高倍率(PSR)ベースでBYDに対してディスカウントで取引されており、企業が成長軌道を維持しながら収益化へと向かえるかについて、投資家の不確実性を反映している。Lafa5の発売とモデルリフレッシュを控え、2026年下半期は、零跑汽車が数量ベースの成長を持続可能なマージンに転換できるかどうかの試金石となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。