主なポイント:
- J&JのErleadaが高リスク局所前立腺がん患者の転移または死亡リスクを20%低減
- 併用療法群では手術後の前立腺に残存がんがほとんどない状態が9倍に
- データはASCO 2026プレナリーセッションで発表され、NEJMに同時掲載
主なポイント:

Johnson & JohnsonのErleadaは、高リスク局所前立腺がん患者における転移または死亡のリスクを20%低減し、第3相試験で両主要評価項目を達成した。
PROTEUS試験のデータは、シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会のプレナリーセッションに選出され、同時にニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に掲載された。
本試験では、アパルタミド(Erleada)とアンドロゲン除去療法(ADT)を根治的前立腺摘除術の前後に6カ月間投与するレジメンを評価。同社によると、併用療法を受けた患者は、ADT単独療法を受けた患者と比較して、手術後に前立腺にほとんどまたは全くがんが残っていない確率が9倍に上った。
前立腺がんは世界で男性に2番目に多いがんであり、2026年には米国で約33万人の新規患者が見込まれている。周術期への適応拡大は、現在非転移性去勢抵抗性前立腺がんおよび転移性アンドロゲン感受性前立腺がんに承認されているErleadaにとって、大きな成長機会となる。
J&Jは、今回の結果が、局所進行性疾患に対する術前後の全身療法が標準治療ではなかった数十年にわたる治療パラダイムを打破するものだと述べている。同社は規制当局とのデータ協議を進め、適応拡大を目指す方針である。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。