- 通期配当を1株当たり1.20ペンスへ20%引き上げ
- 2億ポンドの新たな自社株買いプログラムを開始
- フリーキャッシュフローは36%増の4億6,200万ポンドとなり、予想を上回る

JDスポーツ・ファッションPLC(LSE:JD.)は、キャッシュフローが予想を上回り堅調な年度となったことを受け、20%の増配と2億ポンドの自社株買いを発表しました。
最高経営責任者(CEO)のレジス・シュルツ氏は、「来年度に向けて、製品の提供、顧客体験、店舗展開のさらなる強化と最適化、そして強力なコスト管理とキャッシュ規律の実現に注力していきます」と述べました。
通期配当は1株当たり1.20ペンスに引き上げられます。今回の決定は、税引前利益(調整項目前)が予測通りの7.7%減となる8億5,200万ポンドとなった一方で、フリーキャッシュフローが36%急増し4億6,200万ポンドに達したことを受けてのものです。
株主還元は、今後の需要低迷が予想される中での経営陣の自信の表れです。同社は2027年度の基礎的税引前利益のガイダンスを7億5,000万〜8億5,000万ポンドとし、「制御可能な要素の制御」に重点を置くとしています。
1月末までの52週間において、このスポーツウェア小売業者の売上高は買収の効果もあり、10.5%増の127億ポンドとなりました。しかし、英国での不振が他地域の成長で相殺された結果、既存店売上高は2.1%減少しました。法定税引前利益は12%減の6億2,900万ポンドでした。
リース負債控除前の純現金残高は3億1,100万ポンドで年度を終え、アナリスト予想の3億6,000万ポンドを大幅に上回ったフリーキャッシュフローの増加により、財務体質が強化されました。
シュルツ氏は、困難な市場環境においてグループは「堅実なパフォーマンス」を達成したと述べました。今後の見通しについては、需要の低迷が続くと予想され、第1四半期の既存店売上高は横ばいになると予測しています。
今回発表された増配と自社株買いは、同社の基礎的な財務の健全性と将来のキャッシュ創出力に対する経営陣の確信を示すものです。投資家は、今後数四半期におけるコスト規律の実行と店舗展開の最適化を注視することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。