香港株式は7週間ぶりの大幅上昇。米国とイランの停戦合意を背景に、テクノロジーやヘルスケア銘柄を中心に幅広い買い戻しが広がった。
香港株式は7週間ぶりの大幅上昇。米国とイランの停戦合意を背景に、テクノロジーやヘルスケア銘柄を中心に幅広い買い戻しが広がった。

香港株式は7週間ぶりの大幅上昇を記録した。米国とイランの停戦合意を受け、テクノロジーやヘルスケア銘柄を中心に幅広い買い戻しが広がった。
ハンセン指数は月曜日午前の取引で482ポイント(2.1%)高の23,153と、7週間ぶりの大幅な一 session 上昇を記録。米国とイランが敵対行為の停止と、早ければ火曜日にも和平交渉再開で合意したことが材料視された。
「停戦合意により、アジア株式、特に原油価格ショックや地政学的不確実性に敏感な香港市場に重しとなっていた主要なテールリスクが解消された」と、Edgenの株式ストラテジスト、Kevin Ip氏は指摘する。
ハンセン科技(テック)指数は156ポイント(3.7%)高の4,412と、指数全体の上昇をけん引。ハンセン中国企業指数は209ポイント(2.8%)高の7,670で引けた。美団(03690.HK)は7.5%高の69.05香港ドル、阿里巴巴集団(09988.HK)は6.1%高の95香港ドル、騰訊控股(00700.HK)は4%高の428.2香港ドルと値上がり。ヘルスケア銘柄が値上がりランキングを席巻し、薬明康徳(02359.HK)は5.4%高の153.2香港ドルと史上最高値を更新。康方生物(09926.HK)は13%高、石薬集団(01093.HK)は10.5%高で引けた。
今回の反発は、ハンセン指数が7週連続で下落し、先週だけで5.2%値を下げ、22,668のサポート水準を試した後の動きとなる。ホルムズ海峡周辺での報復攻撃が数日続いた末に成立した停戦合意は、金価格を1月のピークから27%押し下げ、ブレント原油を1バレル72ドル超に押し上げる要因となっていた不確実性の主要な源泉を取り除くものだ。トレーダーは今後、早ければ火曜日にカタールで再開される正式な交渉の行方を見守ることになる。
上昇は幅広い銘柄に及び、ハンセン指数構成銘柄の3分の2超がプラス圏で取引された。バイオテクノロジーと医薬品株が上昇を主導した背景には、先週のシティの強気な調査リポートがある。同リポートは、中国の医薬品開発受託機関(CRO)セクターにおけるファンダメンタルズの改善と過小評価されたバリュエーションを指摘していた。信達生物製薬(01801.HK)は7.5%高、百済神州(06160.HK)は5.5%高、中国生物製薬(01177.HK)は7%高となった。
一方、値下がり銘柄では、聯想集団(00992.HK)が逆行安となり、9.6%安の21.18香港ドル。先週のテクノロジー売り相場からの損失を拡大させる形となった。同銘柄は、先週ナスダック100が4.2%下落する要因となったテクノロジーハードウエア銘柄からの幅広い資金流出の圧力にさらされ続けている。
香港の好調な取引は、アジア全体のまちまちの動きの中で見られた。日本の日経平均は1%安。韓国のコスピは2.5%安となり、メモリー半導体大手のサムスン電子とSKハイニックスが下落基調を継続した。上海総合指数は2.3%安の4,027。今週の製造業購買担当者景気指数(PMI)発表を前に、弱い製造業データ予想が重しとなった。
原油価格は小幅高。ブレント先物は0.6%高の1バレル72.40ドル、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1.1%高の69.97ドル。トレーダーが停戦の不安定な性質を織り込み始めている。ANZリサーチは、たとえより長期の合意に達したとしても、ホルムズ海峡を通じた現物原油の流れは、タンカーの滞留やインフラ損傷により回復に時間がかかると警告した。
今後の注目点は、米・イラン交渉の再開と、中国の公式PMI発表や木曜日の米国雇用統計を含む今週の経済指標カレンダーに移る。香港株の持続的な回復は、停戦が維持されるかどうか、そしてリスクオンの資金シフトが、最近のテクノロジー株売りを招いた世界的な金融政策のタカ派的な再評価に耐えられるかどうかにかかっている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。