主なポイント:
- グレッグ・アベル氏は2026年第1四半期にバークシャーのポートフォリオを26銘柄に削減
- 4銘柄で現在3810億ドルのポートフォリオの53.8%を占める
- アップルとアメリカン・エキスプレスの2銘柄だけで保有資産の36%を占める
主なポイント:

主なポイント:
1月1日にウォーレン・バフェット氏の後任としてバークシャー・ハサウェイの最高経営責任者(CEO)に就任したグレッグ・アベル氏は、第1四半期に同コングロマリットの3810億ドルの株式ポートフォリオから16銘柄を除外し、保有資産の過半数をわずか4銘柄に集中させた。
「このポートフォリオ再編は、持続可能な競争優位性を持つ、最も確信度の高い銘柄に焦点を当てた結果である」とアベル氏は2026年第1四半期の13F提出書類に添付された声明で述べた。
アップルとアメリカン・エキスプレスがトップ4を牽引し、両社でポートフォリオの36%を占める。バークシャーはアップル株2億2790万株(ポートフォリオの21.8%)とアメリカン・エキスプレス株1億5160万株(同14.2%)を保有する。コカ・コーラとバンク・オブ・アメリカがそれぞれ9.7%と8.3%で中核グループを構成する。アベル氏は第1四半期にバンク・オブ・アメリカの株式をわずか0.71%削減したが、これは16銘柄の完全売却と比較すると小幅な調整である。
この集中は、アベル氏が近年で初めて上場企業の大型買収に乗り出したことも同時期に行われた。住宅建設会社テイラー・モリソンを1株当たり72.50ドルで全額現金取引により買収することで合意し、株式価値68億ドル、企業価値85億ドルに上る。テイラー・モリソンの買収前株価に対し24%のプレミアムを上乗せしたこの取引は、2026年下半期に完了する見込みである。
中核となる4銘柄はいずれもウォール街アナリストから「買い」評価を得ている。ゴールドマン・サックスはアメリカン・エキスプレスに400ドルの目標株価を、ウェドブッシュはアップルに400ドルを、UBSはバンク・オブ・アメリカに63ドルを、シティグループはコカ・コーラに91ドルをそれぞれ設定している。コカ・コーラはグループ内で最も高い配当利回り2.59%を誇り、バンク・オブ・アメリカの2.05%がそれに続く。
このポートフォリオの大幅な見直しは、アベル氏が4000億ドルの現金資産と、ポートフォリオの70%が7銘柄に集中していた状況を引き継いだ後、果断に行動する姿勢を示すものだ。投資家は2026年第2四半期の13F提出書類で、さらなるポジションの組み替えとバークシャーの現金準備の追加活用を注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。