主要なポイント
- 4月の米消費者物価指数が2023年5月以来の高水準となる3.8%上昇したことを受け、現物金は0.2%高の1オンスあたり4,724.45ドルまで上昇しました。
- インフレデータはヘッジ手段としての金の伝統的な役割を再確認させるものであり、購買力を保護しようとする投資家の動きにより価格が下支えされています。
- 金 vs S&P 500(5年間の収益率)
主要なポイント

米国の重要なインフレ報告で4月の消費者物価指数が急騰したことが示され、インフレヘッジとしての貴金属の魅力が高まったことで、金価格は上昇しました。ダウ・ジョーンズによると、現物金はGMT 00:26時点で0.2%高の1オンスあたり4,724.45ドルでした。
コモンウェルス銀行のヴィヴェック・ダール氏はメモの中で、米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性に対する懸念や米国の強硬な関税政策を受けた構造的に強い安全資産需要により、金価格は年末までに1オンスあたり6,000ドル付近で下支えされる可能性があると述べています。
今回の動きは、米労働統計局が4月までの12か月間の消費者物価指数(CPI)が3.8%上昇したと発表した後に起こりました。これは3月の3.3%上昇から加速し、2023年5月以来の高水準となります。この上昇は予想通りでしたが、食品とエネルギーを除いた「コア」インフレ率は前年比2.8%上昇し、エコノミスト予想の2.7%をわずかに上回りました。
エネルギー価格の急騰を一因とする根強いインフレは、FRBに圧力をかけ、将来の利下げへの道のりを複雑にしています。金は経済の不確実性や通貨価値の下落局面でしばしば避難先と見なされます。フォーブス・アドバイザーのデータによると、過去5年間で金は155.46%の収益を上げており、これはSPDR S&P 500 ETFトラスト(SPY)の収益率78.48%の2倍以上です。JPモルガンのグローバル・リサーチは、2026年半ばに向けて金価格が4,000ドルまで上昇すると予測していますが、同金属の過去最高値は2026年1月29日に記録した5,597.23ドルです。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。