主なポイント:
- 金は4,500ドルを下回り4,472ドルに、次のターゲットは4,436ドル
- 銀は50期間MA付近の75.80ドルで跳ね返され、74.80ドルに下落
主なポイント:

金は1オンスあたり4,472ドルに下落し、4,500ドルのサポートラインを下回った。米国とイランの停戦により、貴金属への逃避需要が減少したためだ。
「4,500ドルを下回ったことで、売り手が主導権を握っていることが確認され、次の downside ターゲットは4,436ドルとなる」と、FX EmpireのファイナンスMBAで行動ファイナンスアナリストのArslan氏は述べた。
2時間足チャートは弱気のモメンタムを示しており、相対力指数(RSI)は45を下回り、連続した赤いローソク足が安値を更新している。出来高プロファイルデータによると、4,500~4,526ドルのゾーンはフェアバリューが成立しなかった領域となり、50期間移動平均線(4,526ドル付近)に売り圧力が集中している。金は現在、直近の高値4,595ドル付近から拡大した下降チャネル内で推移しており、白い下降トレンドラインが上昇を抑えている。
銀も同様のテクニカル breakdown を示し、50期間移動平均線付近の75.80ドルで跳ね返された後、74.80ドルで取引されている。RSIは約46となっており、出来高プロファイルデータは75.50ドルが供給域となったことを示している。次の downside ターゲットは74.10ドルにあり、さらに73.20ドルにサポートが存在する。
米国とイランの停戦に加え、4月のCPIが予想を上回ったことで、ケビン・ウォーシュ議長による利下げ期待が後退し、ドルと実質利回りが上昇。これにより、利回りのない金の上値は限定的となっている。中国人民銀行は17カ月以上連続で金を購入しており、中央銀行による分散投資は、地政学的リスクプレミアムの縮小にもかかわらず、価格の下支え要因となっている。
銀の産業需要要素は、主要な差別化要因であり続けている。銀は、逃避資金の流入減少と持続的な供給不足のバランスを取っており、太陽光発電、電気自動車、エレクトロニクス、人工知能(AI)セクターからの旺盛な需要が産業用途を支えている。
貴金属にとっての次のカタリストは、金曜日に発表される米国の雇用統計となる。このデータは、連邦準備制度理事会(FRB)の政策見通しに関するさらなる洞察を提供する。雇用統計が予想を上回れば、より長期にわたる高金利政策の見方を強め、金と銀にさらなる圧力をかける可能性がある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。