主なポイント:
- 2026年の力強いスタート: ギャレットは、第1四半期の売上高が前年同期比12%増の9億8,500万ドル、純利益が前年比53%増の9,500万ドルになったと報告しました。
- 通期見通しの上方修正: 同社は2026年通期の売上高予想を36億ドル〜39億ドル、調整後EBIT予想を5億2,000万ドル〜6億ドルの範囲にそれぞれ引き上げました。
- 株主還元: ギャレットは、8,700万ドルの自社株買いと1株あたり0,08ドルの現金配当を実施し、計1億ドル以上を株主に還元しました。
主なポイント:

自動車技術プロバイダーのギャレット・モーション(Nasdaq: GTX)は、車両および産業セグメント全体での旺盛な需要を背景に、売上高と利益がともに2桁成長となった第1四半期決算を発表し、2026年通期の業績予想を上方修正しました。
ギャレットの社長兼CEOであるオリビエ・ラビエ氏は、「ギャレットは2026年に6%の既存事業成長を達成し、力強いスタートを切りました。売上高は9億8,500万ドルに増加し、調整後EBITマージンは15.3%に拡大、4,900万ドルの調整後フリーキャッシュフローを創出しました。これは規律ある実行力と強力な販売ボリュームの転換を反映したものです」と述べました。
同社の決算は、商用車および産業分野の事業における好調な業績により、前年同期比で大幅な成長を示しました。市場予想との比較は提供されていませんが、報告された数値は前年から大幅な増加となっています。
この発表に先立ち、ギャレット・モーションの株価は時間外取引で約1%上昇しました。上方修正された見通しは、関税の影響や生産性低下による売上総利益率への圧迫といった逆風があるものの、経営陣が継続的な勢いを見込んでいることを示唆しています。この結果は、ダナ(DAN)やアプティブ(APTV)といった一部の自動車部品競合他社の株価が低迷しているのとは対照的であり、ギャレット独自の成長要因があることを示しています。
第1四半期の売上高は前年同期比12%増の9億8,500万ドルで、これには為替換算による6%のプラス影響が含まれています。この成長は、新規プログラムの立ち上げ、ガソリンおよびディーゼル向けアプリケーションの増産、ならびに商用車・産業用ユニットにおける全主要地域での継続的な好調によるものです。また、同社は複数の新しい乗用車用ターボプログラムを獲得したほか、欧州OEMとの大幅な供給期間延長、およびEパワートレイン事業における2件目の商用車生産受注を確保しました。
年初の好調な業績を反映し、ギャレットは2026年通期の見通しを引き上げました。同社は現在、売上高を従来の36億ドル〜38億ドルの範囲から、36億ドル〜39億ドルに上方修正しています。調整後EBITの予想も、5億2,000万ドル〜6億ドルの範囲に引き上げられました。
同社は資本還元プログラムを継続しており、当四半期中に8,700万ドルの自社株買いを実施しました。また、取締役会は1株あたり0.08ドルの現金配当を宣言し、2026年6月15日に支払われる予定です。2026年3月31日時点で、ギャレットは7億7,200万ドルの流動性を確保しています。
業績予想の引き上げは、2026年を通じて需要と営業成績が持続することに対する経営陣の自信の表れです。投資家は、今年後半に発表される第2四半期決算において、同社がコストを管理し、新規受注を利益を伴う成長に転換できるかどうかに注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。