主なポイント:
- 富途控股は木曜日の米国株時間外取引で5%下落
- タイガーブローカーズは3%安、中国規制懸念が続く
- 両銘柄とも5月22日の規制強化発表後の損失拡大が継続
主なポイント:

富途控股は木曜日の米国株時間外取引で5%下落し、タイガーブローカーズも3%値を下げた。中国による越境証券取引への規制強化が、ネット証券株を引き続き圧迫している。
ロイター通信は5月22日、中国証券監督当局の発表を引用し、「中国は越境投資に対する大規模な規制強化を発表し、海外市場への違法な資金移動で告発されたブローカーを処罰する方針を示した」と報じた。中国証券監督管理委員会(CSRC)は、タイガー、富途、ロングブリッジの3社に対し、国内ライセンスを持たずに中国での営業活動を行ったとして処分を科すと発表した。
この5月22日の発表を受け、タイガーの親会社であるUP Fintech Holdingは、1日の取引で25.3%急落した。木曜日の時間外取引での下落は、売り圧力が持続していることを示唆しており、両銘柄は当初のショックから1週間以上経過した後も下落幅を拡大している。法律事務所Rosen Law Firmは、UP Fintechに対し証券集団訴訟の調査を開始しており、同社が投資家に対して実質的に誤解を招く事業情報を提供した可能性があると主張している。
今回の規制措置は、海外法人を通じて中国本土の顧客にサービスを提供することでユーザーベースを構築してきた中国ネット証券の中核的なビジネスモデルを脅かすものである。UP Fintechと富途は、中国のライセンス要件に完全に準拠することを余儀なくされた場合、罰則の可能性に加え、顧客基盤のかなりの部分を失うリスクに直面する。この規制強化は、資本流出と金融データに対する管理体制を強化するという北京の広範な取り組みを反映しており、米国市場に上場する中国企業の事業環境を一変させつつある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。