主なポイント
* FTSE 100種指数は4営業日連続で続落し、地政学リスクや銀行決算の弱さを背景に、3月以来の安値で引けました。
* HSBCが利益予想を下回ったことで銀行株が主な押し下げ要因となり、中東の地政学的緊張が原油価格を高止まりさせ、市場心理の重荷となりました。
| 指数 | 水準 | 騰落 | 騰落率 |
| :--- | :--- | :--- | :--- |
| FTSE 100 | 10,276 | -161 | -1.54% |
主なポイント
* FTSE 100種指数は4営業日連続で続落し、地政学リスクや銀行決算の弱さを背景に、3月以来の安値で引けました。
* HSBCが利益予想を下回ったことで銀行株が主な押し下げ要因となり、中東の地政学的緊張が原油価格を高止まりさせ、市場心理の重荷となりました。
| 指数 | 水準 | 騰落 | 騰落率 |
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| FTSE 100 | 10,276 | -161 | -1.54% |

英国のFTSE 100種指数は火曜日、中東情勢への懸念と銀行株の急激な売り込みが重なり、1.54%(161ポイント)下落して10,276で取引を終え、3月30日以来の安値を付けました。
「地政学リスクと、HSBCのような指標銘柄からの驚くほど弱い数字の組み合わせが、英国株にとって困難な背景を作り出しています」とシティ・インデックス(City Index)の市場アナリスト、フィオナ・シンコッタ氏は述べています。「米国市場はハイテク株の主導権から恩恵を受けていますが、FTSEの構成はグローバルなマクロ経済の逆風に対してより脆弱です。」
今回の売りは指数にとって4営業日連続の続落となり、2026年の高値から6.3%以上下落したことになります。下落は広範囲に及び、時価総額上位40社のうちプラス圏で終えたのはわずか数社にとどまりました。銀行大手のHSBCホールディングス(LON: HSBA)は、第1四半期の利益が予期せぬ不正関連費用や中東紛争に関連する与信引当金の増加による打撃を受け、約5%下落して大きな押し下げ要因となりました。バークレイズ、ロイズ、ナットウェストなどの他の主要金融機関も軒並み反落しました。
この下落の動きは、投資家が米国とイランの紛争解決に向けた外交努力を注視している中で起こりました。トランプ大統領は合意に達する可能性があると示唆し、楽観的な姿勢を見せていますが、市場は依然として神経質な状態です。緊張を背景にブレント原油価格は1バレル105ドル近辺の高値で推移しており、根強いインフレ懸念とイングランド銀行によるさらなる利上げの可能性への懸念が高まっています。
### 銀行・鉱業株が重荷、石油大手は底堅い
銀行セクターの弱さが火曜日の損失の主な要因でした。HSBCは、4億ドルの不正関連費用を含む13億ドルの信用損失を計上した後、税引前利益が94億ドルになったと発表し、予想の96億ドルを下回りました。この結果は、同社の成長戦略の中心地域である中東の経済見通しの悪化に対する銀行の脆弱性を浮き彫りにしました。
銀行以外では、鉱業株も指数の重荷となりました。対照的に、BP(LON: BP)やシェル(LON: SHEL)などの石油大手は、原油価格の高止まりが株価の支えとなりましたが、市場全体の弱さを補うには至りませんでした。シェルは予想を上回る四半期利益を発表したものの、自社株買いのペースを減速させたため、市場の反応は慎重なものとなりました。
### テクニカル見通しはさらなる警戒を示唆
テクニカル的な観点から見ると、FTSE 100の見通しは弱含みです。10,725の抵抗線を維持できず、指数は50日移動平均線を下回りました。Forex.comの分析によると、売り手は今後10,200のサポートレベルを試す動きを強めるでしょう。そこを下抜けると、心理的な節目である10,000の大台に向けてさらに下落する可能性があります。相対力指数(RSI)は50を下回っており、現在は売り手が主導権を握っていることを示しています。上値については、10,400付近の50日移動平均線が当面の抵抗線と見なされます。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。