主なポイント:
- UBSがFoxの第4四半期EBITDA予想を10億2000万ドルに引き上げ
- 前年比9%増はW杯広告とTubiの成長を反映
- 新予想はVisible Alphaコンセンサス9億7500万ドルを上回る
主なポイント:

UBSはFox Corpの2026年度第4四半期EBITDA予想を約10億2000万ドルに引き上げた。W杯の視聴率とストリーミングの勢いを理由としている。
「W杯はFoxの広告収入に大きな追い風をもたらしており、Tubiの視聴者成長も加速している」とUBSアナリストはメモで述べた。
新予想は前年比9%増であり、UBSの従来予想である10億ドルを上回る。また、Visible Alphaのコンセンサス予想である9億7500万ドルを約4.6%上回っている。
Foxは数週間以内に2026年度第4四半期決算を発表する予定だ。今回の修正は、同社が2022年W杯以来、最も力強い四半期広告収入を計上する可能性を示唆しており、Tubiの広告付きストリーミングモデルが従来の放送事業に追加的な上振れをもたらしている。
業績見通しの改善は、Foxの放送およびケーブルネットワークにおけるW杯の堅調な視聴率に支えられており、大会期間中の広告需要を押し上げている。Foxは2026年FIFAワールドカップの放映権を保有しており、これは世界で最も視聴されているスポーツイベントの一つである。同社はスポーツ広告市場において、Comcast傘下のNBCUniversalおよびWalt Disney Co.と直接競合している。この4年に一度のイベントは通常、放送およびデジタルプラットフォーム全体で数十億ドル規模の広告支出を生み出す。
Fox Newsの視聴率改善も、上方修正に寄与した。2024年の選挙サイクル以降、Fox Newsは視聴者の回復が見られており、W杯によるイベントドリブンな広告効果と並んで、安定した広告収入基盤を提供している。Fox Newsは引き続きケーブルニュースネットワークで最高の視聴率を維持しており、政治およびニュース広告の大きなシェアを占めている。
Foxが運営する無料広告付きストリーミングプラットフォーム「Tubi」は、視聴者および広告主からの支持を引き続き拡大している。同プラットフォームの視聴者基盤の拡大は、Foxの広告収入全体への貢献をますます重要なものにしており、従来の放送およびケーブル事業を補完している。Tubiの広告収入は、コードカッティング(有料テレビ解約)の加速に伴い、ここ数四半期は二桁成長を続けている。
今回の予想修正により、Foxは市場予想を上回る四半期決算を報告する態勢が整った。投資家は、W杯後の広告モメンタムが持続するかどうかを示す同社のフォワードガイダンスに注目するだろう。特にTubiとFox NewsにおけるW杯期間中の広告主を2027年度第1四半期まで維持できるかどうかが、同社株の短期的な方向性を左右する重要な指標となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。