主なポイント:
- E.ONのスウェーデン子会社は、AI施設向けにatNorthと200MWの送電網接続契約を締結
- 本契約は、単一の大口電力消費顧客向けとしてはE.ON最大級のもの
- E.ONは新たな変電所と送電線を建設し、2028年秋までの完成を目指す
主なポイント:

ドイツのエネルギー大手E.ONは5日、スウェーデンの送配電子会社がアイスランドのデータセンター運営事業者atNorthと、スウェーデン北部の人工知能(AI)施設向けに200メガワット(MW)の電力接続契約を締結したと発表した。
「AIとデータセンターが世界的に急速に拡大する中、電力へのアクセスと強固な電力インフラは極めて重要だ」と、E.ONのスウェーデン送配電部門の最高経営責任者(CEO)マルティン・ヘーラー氏は述べた。
今回の200MWの接続契約は、単一の大口電力消費顧客向けとしてはE.ON最大級の案件となる。本契約は、送電網へのアクセスのスケジュールを定めるもので、これはエネルギー消費量の多いAIやデータセンター事業にとって重要な要件となる。こうした施設は小さな都市と同程度の電力を必要とする場合がある。E.ONは施設を接続するため、新たな変電所と送電線を建設する。
この契約は、ハイパースケーラー(大規模データセンター事業者)やデータセンター運営事業者がAIワークロード向けの容量確保を急ぐ中、世界的に送電網への負荷が高まっていることを浮き彫りにしている。テラウルフのオンタリオ湖キャンパス(旧石炭火力発電所跡地)は、2つの独立した345kVの受電連系線により750MWへと拡張を進めており、電力需要が公益事業のインフラ投資を促進する規模を示している。atNorth案件の接続工事は、施設の稼働開始が予定される2028年秋までの完了を目指している。
今回の契約は、北欧地域で産業の電化とデータセンター建設が加速する中、E.ONのスウェーデン送配電事業に新たな収益源をもたらすものだ。投資家は、E.ONがAIインフラ整備を支える役割を拡大する中、同社からのさらなる送電網接続に関する発表に注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。