主なポイント:
- 売上高は26%増の13億9000万ドル、コンセンサス予想13億6000万ドルを上回る
- 純新規ARRは2億5580万ドル、前年同期比32%増
- 2027年度通期の純新規ARR見通しを5000万ドル以上上方修正
主なポイント:

CrowdStrikeが発表した第1四半期の売上高は13億9000万ドルと予想を上回り、通期の純新規ARR見通しを5000万ドル以上引き上げた。
「第1四半期、サイバーセキュリティとフロンティアAIの世界が衝突した。これこそが『ミソス』の瞬間だった」と、CrowdStrikeの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)であるジョージ・カーツ氏は述べた。
調整後1株当たり利益は1.10ドルで、コンセンサス予想の1.07ドルを上回った。期末ARRは55億1000万ドルに達し、前年同期比24%増となった。純新規ARRは2億5580万ドルで、前年同期比32%増加した。非GAAPベースの営業利益率は18%から24%に拡大し、フリーキャッシュフローは過去最高の4億6850万ドル(売上高比率34%)を記録した。
同社は2027年度通期の純新規ARRを12億7900万〜13億300万ドルと予想し、27%〜29%の成長を見込む。決算発表を受けて株価は時間外取引で約9%下落した。市場予想を上回ったものの、圧倒的なサプライズには至らなかったためだ。
カーツ氏は、4月に企業のAIセキュリティに対する緊急度が急激に高まり、顧客がAIワークロード、エージェント、シャドウAI活動に対する保護を求めるようになったと述べた。同氏はこの変化を、CrowdStrikeがAnthropicやOpenAIと進める取り組み、および新たなプロジェクト「QuiltWorks連合」に関連付けた。QuiltWorksは企業がフロンティアAIリスクを評価するための支援を行う。
需要は製品ライン全体にわたり幅広かった。AI検知・対応(AIDR)の期末ARRは前期比で250%以上成長し、第2四半期のパイプラインはすでに5000万ドルを超えている。次世代SIEMのARRは5億8500万ドルを超え、前年同期比75%以上の増加を記録。クラウドARRは8億ドルを超えた。
同社のサブスクリプションモデル「Falcon Flex」の期末ARRは約20億ドルに迫った。Flexを利用するアカウントでは、顧客が更新日前に戻ってきて、プラットフォームの利用拡大に伴いコミットメントを増やす傾向が見られた。
第2四半期について、CrowdStrikeは売上高14億3600万〜14億4200万ドル、調整後EPS1.16〜1.17ドルと予想し、コンセンサスに沿った内容となっている。通期の売上高は59億1500万〜59億5900万ドル、調整後EPSは4.88〜4.96ドルを見込む。
取締役会は4対1の株式分割も承認した。6月25日時点の株主は保有株1株につき3株の追加取得が行われ、分割調整後の取引は7月2日に開始される。
今回のガイダンス引き上げは、経営陣がAI主導の需要が年内に加速すると見込んでいることを示している。投資家は第2四半期の決算説明会で、上方修正されたARR軌道の主要な原動力として、AIDRの採用状況とFalcon Flexの拡大に関する最新情報に注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。