(ブルームバーグ) -- クリティカル・メタルズ(Critical Metals Corp.、CRML)の株価は、60° North Greenland ApS の株式70%取得についてグリーンランド政府から正式な承認を得たとの発表を受け、6%上昇しました。この取引は、世界最大級の希土類埋蔵量を誇るタンブリーズ(Tanbreez)プロジェクトの開発における重要な一歩となります。
クリティカル・メタルズの会長兼CEOであるトニー・セージ(Tony Sage)氏は声明で、「グリーンランド当局からの承認取得は、60° North の買収完了に向けた重要なステップとなります。この結果は、グリーンランドにおける責任ある開発と、重要鉱物のための安全で西側諸国に準拠したサプライチェーン構築に対する当社のコミットメントを反映したものです」と述べました。
グリーンランドの土地・インフラ担当省によって付与されたこの承認は、2026年3月23日に最初に発表されたこの取引の主要な完了条件を満たすものです。グリーンランドを拠点とする建設、物流、掘削サービスのプロバイダーである 60° North の買収により、同地域におけるクリティカル・メタルズの運営能力が強化され、タンブリーズ・プロジェクトの開発が加速することが期待されています。同社は近い将来に買収を完了する見込みです。
タンブリーズ・プロジェクトはグリーンランド南部に位置し、深水フィヨルドを通じて北大西洋への通年の直接出荷アクセスが確保される見通しです。このプロジェクトは、欧州およびその西側パートナーにとって信頼できる重要鉱物サプライヤーになるというクリティカル・メタルズの戦略の要です。同社はまた、オーストリアでヴォルフスベルク(Wolfsberg)リチウム・プロジェクトも進めており、地政学的な重要金属ポートフォリオにおける主要プレーヤーとしての地位をさらに固めています。新たな希土類資源の開発に向けた動きは、グリーンランドが記録的な氷の融解に直面している中で進められており、同地域の環境的繊細さを改めて浮き彫りにしています。
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