主なポイント:
- CoreWeaveの2025年通期売上高は、好調なAIワークロード需要に支えられ、2024年の19.2億ドルから2倍以上の51.3億ドルに増加しました。
- 同社はMetaとのパートナーシップを約210億ドル規模の契約で拡大し、AIクラウド容量の提供を2032年12月まで延長しました。
- 受注残高は668億ドルに急増し、2025年の調整後EBITDA 30.9億ドルに対し、将来の収益に関する高い透明性を確保しました。
主なポイント:

特化型AIインフラストラクチャ・プロバイダーのCoreWeaveは、人工知能コンピューティングへの旺盛な需要が同社と主要パートナーであるエヌビディア(Nvidia)の爆発的な成長を牽引し続けたことで、2025年の通期売上高が前年比167%以上増の51.3億ドルに達しました。
第4四半期の売上高15.7億ドルを含む今回の業績とともに、Meta Platformsとの大規模な長期拡張契約も発表されました。約210億ドル相当とされるこの新契約により、2032年12月までソーシャルメディア大手であるMetaに専用のAIクラウド容量を提供します。
同社の開示資料によると、受注残高は年初の4倍以上となる668億ドルに拡大し、注目を集めるこの非公開企業に異例の長期的な透明性をもたらしました。Metaとの契約には、エヌビディアの次世代プラットフォーム「Vera Rubin」の初期導入に関する条項が含まれており、この契約が大規模なAI推論需要に直接結びついていることを示しています。CoreWeaveの2025年の調整後EBITDAは30.9億ドルでしたが、インフラへの多額の投資とそれに伴う資金調達コストにより、GAAPベースでは引き続き赤字となりました。
この成長は、AI専用に構築されたクラウドインフラ市場の妥当性を証明するものであり、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud、Microsoft Azureといった既存のパブリッククラウドプロバイダーに重大な挑戦を突きつけています。CoreWeaveの成功は、AIブームの基盤となるハードウェアであるエヌビディア製GPUの大規模な導入と直接結びついています。負債による拡大戦略には実行リスクが伴うものの、膨大な受注残とMetaやAnthropicといった企業クライアントとの大型契約は、特化型AIコンピューティング需要が強力かつ持続的であることを示唆しています。この傾向は、ハードウェアが事業の中核をなすエヌビディアにとって直接的な追い風となり、クラウドコンピューティング市場における長期的な構造変化の可能性を示しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。