主なポイント:
- CMBI、理想汽車の目標株価を70香港ドルから62香港ドルに引き下げ
- 2026年度の純利益予想を85%引き下げ
- ブローカーは「ホールド」評価と49万台の販売予想を維持
主なポイント:

CMBIは、理想汽車の目標株価を70香港ドルから62香港ドルに引き下げた。同社が2020年の新規株式公開(IPO)以来、最大の四半期純損失を計上したことを受けた措置。
同ブローカーは、理想汽車が第2四半期も損失を計上し続けると予想。製品ポートフォリオの成熟化とモデルミックスの変化により、2027〜28年度の納車台数に上限が生じるとの見方を示した。株価評価は「ホールド」を維持している。
CMBIは2026年度と2027年度の純利益予想をそれぞれ85%と21%引き下げた。2026年度の販売台数見通しは49万台で据え置いた。米国上場株の目標株価は16米ドルから18米ドル(※原文ママ、実際は16→18の増額ではなく16へ引き下げの可能性あり、文脈からUSD16に引き下げ)に引き下げられ、香港株の減額と連動している。
理想汽車の株価は金曜日に約57.80香港ドルで取引され、0.3%上昇。新たな目標株価に対し約7%の上値余地があることを示唆している。空売りは当日の取引高の35.9%を占めた。同株は過去1年間で29%下落し、ハンセン指数の12%上昇をアンダーパフォームしている。
別途、バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズは理想汽車の米国株目標株価を18米ドルに引き下げ、「ニュートラル」評価を継続。大手ブローカーによる2件の格下げは、中国のプレミアムEVセグメントにおける競争激化を受け、理想汽車の収益性に圧力が強まっていることを示す。蔚来汽車(NIO)や小鵬汽車(Xpeng)などの競合も、価格競争が業界の収益性を侵蚀する中、マージン圧縮に直面している。
上場以来最大の四半期損失は、モデルラインアップを拡大しながら生産規模を拡大しつつ利益率を維持するという課題を浮き彫りにしている。低価格モデルへのシフトと自動運転技術への支出拡大が収益を圧迫。2026年度の純利益予想を85%削減したことは、ブローカーが短期的な回復の触媒は限定的と見ていることを示唆する。
投資家は、第2四半期の納車台数と値上げ戦略の調整を注視し、業績回復の兆候を探る。利益率を安定させつつ、既存自動車メーカーや新興企業に対して市場シェアを守る能力が、同株が12カ月の下落を反転できるかどうかの鍵となる。
※本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。