要点
- シティは先導智能 (00470.HK) の目標株価を従来の62香港ドルから67香港ドルに引き上げ、買い推奨を継続しました。
- 同社は2026年の新規受注成長見通しを前年比40〜50%増に上方修正しました。これは従来の30%増から大幅な引き上げとなります。
- 経営陣は、新技術への強い需要を反映し、2026年の全固体電池設備受注が2倍の20億人民元に達すると予想しています。
要点

シティグループは、先導智能(Wuxi Lead Intelligent Equipment Co.)の2026年の受注成長予測が大幅に上方修正されたことを受け、同社の目標株価を67香港ドルに引き上げました。電池製造設備メーカーである同社の香港上場株に対する新目標株価は、従来の62香港ドルから引き上げられ、シティは投資判断「買い(Buy)」を継続しています。
今回の修正は、先導智能が参加した「2026年中国エリート企業デー」での発表を受けたものです。経営陣は、新規受注が前年比40〜50%増加する見通しであると明らかにしました。シティのレポートによると、姚遥取締役会秘書は、主要な電池メーカーによる継続的な設備増強を指摘し、2026年が現在のアップサイクルのピークになるとは考えにくいと述べています。
修正後の予測は、同社が以前に示していた30%増という指針から大幅な引き上げとなります。シティの新しい目標株価は、2026年予想株価収益率(PER)で39倍の評価となります。この楽観的な見方の主な要因は、特に先導智能が強固な地位を築いている全固体電池などの新技術ルートへの需要加速です。同社の全固体電池設備受注は2025年に10億人民元に達し、2026年には中国国内と海外の顧客需要が半々となる形で、2倍の20億人民元に倍増すると予測されています。
この成長シナリオは、同社の継続的なイノベーションへの投資に支えられています。最近発表された「2025年ESG報告書」において、先導智能は研究開発(R&D)投資が16億500万人民元に達し、売上高の11.11%を占めたことを明らかにしました。全固体電池向けの乾式電極混合・塗布装置はすでに生産現場で検証されており、エネルギーを35%以上、コストを15%削減できることが実証されており、R&D重視の姿勢が具体的な成果として表れています。
業績指針の引き上げは、電気自動車(EV)やエネルギー貯蔵ソリューションへの世界的な移行を背景に、電池製造設備への投資サイクルが引き続き堅調であることを示唆しています。先導智能にとって、ハイテク分野である全固体電池セグメントで受注倍増を確保できる能力は、強力な競争優位性を象徴しています。投資家は、拡大した受注残の実行力と、それが2026年にかけてどのように収益成長に結びつくかに注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。