主なポイント:
- 第2四半期の売上高は過去最高の67億ドル、ネット利回りは為替変動調整後で2.2%上昇。
- 調整後純利益は5億6900万ドルに達し、前年同期比20%超の増加。
- 顧客預金は過去最高の90億ドルに到達、4億5000万ドル増加。
主なポイント:

カーニバル社は第2四半期の売上高が過去最高の67億ドル、調整後純利益が5億6900万ドルとなり、20%超の増加を記録した。
「今回の業績は、当社のワールドクラスのクルーズライン・ポートフォリオに対する力強い需要と、事業全体で継続的に進展していることを反映している」とジョシュ・ワインスタイン最高経営責任者(CEO)は述べた。
希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.39ドル、調整後EPSは0.41ドルとなり、燃料費高騰と為替変動による1株あたり0.06ドルの影響があったものの、前年同期比で15%超の増加となった。調整後EBITDAは過去最高の16億ドルに達した。利用可能船室日数あたりの燃料消費量は5.6%改善し、約30%増加した燃料費の一部を相殺した。
同社は自社株買いプログラムの下で4億5000万ドル超の自社株を買い戻し、四半期中に2億700万ドルの配当を実施した。調整後EBITDAに対する純有利子負債の比率は3.1倍に低下し、前年から0.5ターン以上改善した。これを受けてムーディーズはカーニバルの信用格付けを引き上げ、見通しをポジティブに設定した。
カーニバルは、通年の予約が93%完了しており、残りの在庫は前年同期を下回っていると発表した。2026年下半期の予約状況は過去最高水準の価格で前年を上回っており、2027年以降の需要も引き続き前年水準を上回っている。
顧客預金は過去最高の90億ドルに達し、今後12カ月のキャパシティ増加は横ばいの中、前年の記録を4億5000万ドル以上上回った。
通期では、ネット利回りは過去最高だった2025年比で約3.2%の上昇を見込む。燃料費を除いた利用可能船室日数あたりの調整後クルーズコストは、約3.7%の増加を見込んでいる。
今回のガイダンス引き上げは、地政学的な逆風や燃料費高騰にもかかわらず、経営陣が需要の堅調さを引き続き予想していることを示唆している。投資家は第3四半期の決算説明会で、中東紛争による影響を受けた欧州配船の予約動向に関する最新情報に注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。