主なポイント:
- BofAは7月7日、米大手銀行5行の目標株価を引き上げ。
- JPモルガンの目標株価は12.7%上昇の408ドルと最大の上げ幅。
- 今回の格上げは、純金利マージンと収益への自信を示唆。
主なポイント:

バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチは米大手銀行5行の目標株価を引き上げ、JPモルガン・チェースを408ドル、ゴールドマン・サックスを1150ドルに設定した。
「純金利マージンの改善と投資銀行手数料の増加がセクター全体の収益を支えると見ている」とBofAグローバル・リサーチのチームは7月7日付のリポートで述べた。
同社はウェルズ・ファーゴを95ドルから102ドル、モルガン・スタンレーを225ドルから250ドル、ゴールドマン・サックスを1050ドルから1150ドル、シティグループを170ドルから176ドル、JPモルガン・チェースを362ドルから408ドルにそれぞれ引き上げた。JPモルガンの12.7%上昇はパーセンテージベースで最大であり、モルガン・スタンレーの11.1%が続いた。ゴールドマン・サックスは100ドルとドル建てで最大の引き上げ額となり、アドバイザリー業務および引受業務収入の持続的な回復期待を反映している。
今回の協調的な格上げは、銀行セクターが長期にわたる高金利環境と資本市場活動の回復の恩恵を受けていることを背景とする。BofAの新たな目標株価は、5行の直近の取引水準から7〜12%の上昇余地を示唆しており、FRBが最終的に利下げに転じたとしても純利息収入が持ちこたえるとの自信を示している。また、2026年後半にかけてM&Aの勢いが強まるにつれ、投資銀行手数料の一段の強化を見込んだ修正でもある。
今回の格上げによりBofAは、マージン圧縮とM&A不況の期間を経て、米大手銀行がより好ましい収益サイクルに入りつつあるとの見方が強まる流れに同調した。投資家は、融資成長と手数料収入がこれらの修正予想に沿った軌道にあるかどうかを確認するため、今月下旬に発表される第2四半期決算に注目するだろう。米国最大の銀行であるJPモルガンは7月14日に決算を発表し、セクター全体のトーンを決める見通しだ。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。