バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズは、コスト増加がブラック・セサミ・テクノロジーズ(02533.HK)の収益化への道のりを遅らせ続けるとの懸念から、同社の目標株価を20香港ドルに引き下げました。
同行のリサーチレポートは、このADASチップ設計会社に対して投資判断「中立」を維持しましたが、目標株価は従来の24.7香港ドルから下方修正しました。この修正は、売上高は力強く成長しているものの損失が継続しているブラック・セサミの最新の年次報告書を受けたものです。
ブラック・セサミの売上高は前年比73%増と、バンク・オブ・アメリカの予想を7%上回りましたが、調整後純損失は18%縮小して10.8億人民元となりました。これを受け、同行は2026年と2027年の売上高予想を8〜10%引き上げたものの、研究開発費の増加を考慮し、同期間の調整後純利益予想を46〜89%大幅に削減しました。
「新製品の投入により力強い売上成長の勢いがある一方で、短期間での損益分岐点達成に関する見通しは依然として低い」とレポートは指摘しています。
目標株価の引き下げは、大幅な増収があっても、損益分岐点への明確な道筋が見えるまでは投資家が慎重な姿勢を崩さない可能性を示唆しています。同社の焦点は、アナリストに好印象を与えた成長を妨げることなく、研究開発支出をいかに管理するかに移っています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。