要点:
- 5月2日までの週の新規失業保険申請件数が20万件となり、労働市場の底堅さが示されたことで、ビットコインは8万ドル付近まで下落しました。
- 堅調な経済指標を受けてFRBによる利下げ観測が後退し、ドル高が進行したことがリスク資産の重石となっています。
- 失業保険の継続受給者数は2年ぶりの低水準となる177万人に減少し、米国経済の力強さを改めて裏付けました。
要点:

米失業保険申請データで労働市場の持続的な強さが示され、連邦準備制度理事会(FRB)が金利をより長く高く維持(Higher-for-longer)するとの見方が強まったことで、木曜日のビットコイン(BTC)は8万ドル付近まで下落しました。
労働省の発表によると、5月2日までの1週間の新規失業保険申請件数は前週比1万件増の20万件となり、エコノミスト予想の中央値である20万5,000件をわずかに下回りました。
失業保険の継続受給者数も2年ぶりの低水準となる177万人に減少しており、労働市場の逼迫が続いていることを示唆しています。こうした経済の底堅さは、FRBが利下げを行う動機を弱めます。利下げは通常、ドル安を招き、ビットコインのような資産に恩恵をもたらすためです。米10年債利回りは4.40%近くまで上昇し、利下げ期待の修正を反映しました。
市場は現在、さらなる方向性を探るべく4月の雇用統計を注視しています。労働市場の強さが継続すれば、かつての上昇を支えた「イージーマネー(緩和マネー)」のシナリオが一段と後退し、ビットコインは下方のサポートラインを試す展開になる可能性があります。CoinGeckoのデータによると、協定世界時(UTC)18:00時点で、ビットコインは約80,100ドルで取引されており、夜間の高値である約81,700ドルから下落しています。
本記事は情報提供のみを目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。