日銀が1995年以来の高水準となる1%への利上げを実施したことを受け、ビットコインは2.3%下落して65,827ドルとなった。世界的な流動性が引き締まり、歴史的に20~30%のBTC売りを引き起こしてきた円キャリートレードの巻き戻しリスクが再燃している。
日銀が1995年以来の高水準となる1%への利上げを実施したことを受け、ビットコインは2.3%下落して65,827ドルとなった。世界的な流動性が引き締まり、歴史的に20~30%のBTC売りを引き起こしてきた円キャリートレードの巻き戻しリスクが再燃している。

日銀が政策金利を1995年以来の高水準となる1%に引き上げたことを受け、ビットコインは2.3%下落して65,827ドルとなった。この利上げは、歴史的にリスク資産の急激な売りを引き起こしてきた世界的な流動性の引き締め局面にあたる。
Coinglassのデータによると、過去4回の日銀利上げの後、毎回ビットコインは20%から30%の下落を記録している。これは、円キャリートレードの巻き戻しが投機的な市場から資金を流出させるためだ。火曜日の日銀の投票結果は7対1で、植田和男総裁が入院により欠席する中、内田真一副総裁が決定を主導した。
日銀はまた、2027年4月以降、国債購入額を減らす一方、毎月のJGB購入額は約2兆円(125億ドル)を維持する。決定後、円は1ドル=160.29円付近まで弱含み、キャリートレードへの即座の圧力は限定的となったものの、急反転のリスクは依然として高い。
投資家が低金利の円を借り入れて米国株や暗号資産などの高利回り資産を購入する円キャリートレードの持続的な巻き戻しが発生すれば、ビットコインは60,000ドルのサポート水準まで押し下げられる可能性があり、これは現在の価格から26%の下落に相当する。日銀は、物価と経済全体を注視しながら利上げを継続する方針を示しており、さらなる引き締めを示唆している。
キャリートレードリスクの再来
日銀の動きは、中東紛争によるインフレに対抗するため、世界各国の中央銀行がよりタカ派的な政策にシフトする中で行われた。ECBは6月11日に利上げを実施、フィリピン中央銀行は木曜日に政策金利を4.75%に引き上げ、FRBは据え置きながらも次の動きは利上げの可能性があると示唆した。日本は原油輸入の約90%を中東に依存しており、ホルムズ海峡封鎖後のエネルギー主導型インフレに対して特に脆弱である。
ビットコインの24時間取引高は284億ドルに達し、7日間平均を上回った。トレーダーはさらなる下落に備えてポジションを調整している。ビットコイン先物の建玉は4.8%減少し321億ドルとなり、BinanceとOKXでは資金調達レートがマイナスに転じ、レバレッジトレーダーの間で弱気なポジショニングが示されている。
重くのしかかる歴史的パターン
日銀の引き締めとビットコインの売りとの相関関係は、日本が2024年初頭に正常化を開始して以来、一貫している。過去4回の利上げはいずれも、その数週間以内にビットコイン価格が20%から30%下落する前兆となった。これは、円建てポジションの巻き戻しが世界的なリスク選好度を低下させたためだ。今回の1%への利上げは1995年以来の最高水準であり、日本の金融史上最も積極的な引き締めとなるため、このパターンが繰り返される可能性への懸念が増幅されている。
イーサは3.1%下落して3,412.50ドルとなり、ビットコインの下落に追随した。暗号資産全体の時価総額は2.6%減少し、2.41兆ドルとなった。ビットコインの支配率は54.8%に小幅上昇し、暗号資産クラス内での相対的な安全性への逃避を反映している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。