主なポイント
- 売上高は1.5%増の過去最高となる11億ドル(第1四半期)
- 調整後EPSは1.47ドルと、コンセンサス予想の1.28ドルを上回る
- 米州とアジア太平洋の成長がEMEA地域の10%減収を相殺
主なポイント

アバクロンビー&フィッチが発表した第1四半期の調整後EPSは1.47ドルと、コンセンサス予想の1.28ドルを上回り、株価は11%上昇した。
「厳しいグローバル環境の中でも、当社は第1四半期の純売上高で過去最高を記録し、14四半期連続の成長を達成しました。これは、チームが一貫してお客様のために尽力した結果です」とフラン・ホロウィッツCEOは述べた。
売上高は前年同期比1.5%増の11億ドルとなり、アナリスト予想の11.2億ドルをわずかに下回った。既存店売上高は1%減少した。米州セグメントは3%増加し、アジア太平洋地域は24%急増した。一方、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域の売上高は10%減少し、イランとの紛争の影響を受けた。
株価は朝方の取引で11.1%上昇し83.20ドルとなった。年初来で40%下落していた株価の下げ幅を一部縮小した。同社は通期の売上高および営業利益率の見通しを維持し、地域ごとの逆風にもかかわらず自信を示している。
同社は富裕層の買い物客をターゲットとしており、彼らは引き続き積極的に消費している。一方、値引き戦略によって低所得層の価格重視の消費者も取り込んでいる。この戦略により、アバクロンビーは米国のマクロ経済の不確実性に対応し、5月2日に終了した3カ月間で米州セグメントの売上高は過去最高を記録した。
EMEA地域の弱含みは、3月に同社が中東紛争による「小幅な売上高への打撃」を警告していたことで事前に示されていた。同地域での10%の減少は主にホリスター・ブランドに影響を与えたと同社は説明した。
ガイダンスを維持したことは、経営陣が米州とアジア太平洋の勢いが続くと予想していることを示唆している。投資家は次回の四半期決算で、EMEA地域の安定化の兆候や、既存店売上高がプラスに転じるかどうかに注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。